仏像、ときどきアート

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仏像、観光、美術展など、見たこと感じたことの記録

【大阪】石切神社とその参道 ー由緒ある神社の不思議な参道で占いに挑戦してみたー

石切神社参道を知ったわけ

もう廃刊になってしまいましたが、かつて『ワンダーJAPAN』という雑誌がありました。
主にB級スポットや廃虚などを取材した雑誌です。
「趣味が悪い」と言われてしまうこともあるのですが、私、B級スポットも廃虚も結構好きなほうでして。
不思議でヘンテコで、ちょっと笑える、そんな場所に魅かれてしまう。
※ただし、廃墟は、怖いし、危ないし、不法侵入になってしまうので、実際に訪れることはしません。
だからこそ、雑誌で眺めるのが楽しみ、というわけです。

その『ワンダーJAPAN』の総括的な位置づけにあたるのが『ワンダーJAPAN エリア別ワンダースポット300』という本。『ワンダーJAPAN』で紹介された異空間のうち、300か所が厳選されたものです。
ちなみに800か所バージョンもあります。

ワンダーJAPAN エリア別ワンダースポット300 (三才ムック VOL. 206)

ワンダーJAPAN エリア別ワンダースポット300 (三才ムック VOL. 206)

 

こちらのワンダースポット300の中に石切神社の参道が載っていたので、奈良を訪ねるついでに行ってみることにしました。

※来訪日は2016年4月ですので、最新情報は公式HPなどでご確認ください。 

石切駅前からすでに不思議

近鉄奈良駅から近鉄奈良線で20分くらいで石切駅に到着。
平日の午前九時過ぎでしたのでほとんど誰も降りず。

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石切駅ホーム

駅前も静かです。
さっそく鳥居が迎えてくれます。
ようこそ石切さんへ、と書かれています。

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石切駅を出てすぐ

 

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道路脇の様子

道路脇に灯篭?でしょうか。
すでに非日常感がぷんぷんします。

少し歩くとまた「ようこそ石切へ」と。

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とにかく歓迎してくれる

駅から少し(20分程度だったかと)歩くのですが、何度も歓迎してくれるので飽きません。道が合っていることもわかるので、ありがたいです。

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とにかく歓迎してくれる その2

提灯にお店の名前が書かれていますし、ここから石切参道商店街が始まるようです。
まだお店は少ない感じですが。

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商店街入ってすぐ

石切参道商店街に入ってわりとすぐ、石切大仏が!

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石切大仏


なんでしょう、この感じ。
大仏様はじめ諸方面に対する失礼を承知で……どことなく漂うB級感!
石切の地発祥の漢方屋さん(サカンポー)の四代目当主が建立されたそう(1980年)。

大仏を通り過ぎて進むと、独特の雰囲気が漂い始めます。

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商店街の風景

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豊八大黒殿

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豊八大黒殿

占いのお店のようです。
気になりますが、とりあえず先を急ぎます。

ちょっとホッとする感じになってきました。

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商店街

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商店街

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商店街

まだ午前十時前でしたので、開店準備中のお店や、まだ閉まっているお店もありました。商店街を存分に楽しみたいならもう少し遅い時間帯(昼前とか)がベストかもしれません。

さらに進むとこんな感じ。

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参道 石切神社の近く

左側に映っているのは「石切大天狗」なるもの。

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石切大天狗

どうやらこちらの石切大天狗も、先の石切大仏と関わりがありそう。
同じ方が造ったようです。
入れませんでしたし、入る勇気もない私です。

いやはや、濃い。
と思っているうちに石切参道商店街は終わり。

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石切参道商店街もおわり


商店街を出て、右手が石切劔箭神社となります。

石切劔箭神社

ここにたどり着くまでの道程があまりにも濃かったので、さぞかしヘンテコな神社なのではないか、と思いきや、きちんとした(由緒ある)神社です。
古くから「でんぼの神さん」と知られ、腫れ物などを治してくださる神様として有名なのだそう。

まず視界に飛び込んでくるのは、百度石なる二本の石柱の周りをぐるぐると回る人々。
十数人はいらっしゃったかと。
光景自体はなんだか不思議なのですが、もくもくと歩く人々の表情が至極真剣なため、「あ、おお、なるほど、何か願掛けをしておられるのね」と理解したのでした。

 お百度参りとは本殿前でお参りして入口に戻り再び本殿前でお参りすることを百回繰り返すことです。お百度を踏むとも申しますが、これは決して強制されるものではありません。
百回でなくとも、ご自分でお決めになられた回数で結構です。大切なのは神様に願いが届くよう一心にお参りすることです。ご参拝いただければ、その熱心な様子に胸を打たれるでしょう。
石切劔箭神社HPより)

 

まさにその熱心さに圧倒され、写真を撮るどころではありませんでした(というか、たとえ遠くからでも、撮るのはなんだか不謹慎な気がしてやめました。腫れ物の神様ということですから、重篤な病(ガンとか)の方、その家族の方などが、切迫さをもってお参りしているかもしれないので)。

健康であることに感謝しつつお参りを終え、おみくじをひいて、神社をあとにしました。
差し支えなさそうなところだけ撮影。

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境内の様子

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絵馬殿

こちらの絵馬殿の屋根の上にはつるぎが掲げてあるらしい(後になって知りました)。

占いに初挑戦

石切神社へのお参りも済ませたので、駅方面に向けて参道商店街を戻ります。

石切神社参道の名物といったら占い。
占いを鵜呑みにするタイプではないのですが、せっかくここまで来たのだから、やってみたい、とうずく好奇心。

しかし、いざやってみようとすると、意外と勇気が要りました(石橋を叩いて結局渡らないタイプです)。
占い=胡散臭い、占い=ぼったくり
といった価値観を理性が差し出してくるものですから。
まぁ、冷静に考えれば理性がそう言うものごもっともなのです。
お金の無駄になる可能性が高い。
でも、すぐに来れる場所じゃないし、この機会にやらなかったら、ずっと後悔するかもなー、と思い、好奇心のほうを優先することにしました(占い代を捨てるを覚悟で)。

どの占いにしよう、と思いながら参道商店街を行ったり来たり。
占いの看板を掲げているお店はたくさんあるのですが、時間帯が早いせいか、閉まっているところが多かったです。
開店していて、かつ、占い師さんの姿が見えるお店は二、三軒だったと思います。
その中からなんとなく自分に合いそうなところに勇気を出して入ってみました(手相占い500円と書かれていて、500円ならいいかと思ったのが正直大きいかも)。
記憶が曖昧なのですが、豊八(大黒殿じゃないほう)さんだったと思います。どうやらここは、オーナーさんが占い師さんにブースを貸すスタイルのようです。どんな占い師さんがいらっしゃるかはその日によって違うのかもしれません。

手相占い

手相を見てくれたのは50代くらいのシュッとした女性の方。
手を組んでみて、上にきた方の手の平を見てくれます。
けっこうじっくり観てくださいました。

当たってるなぁ、と思うことも多々あり。
ただ、「当たってる」と思うということは、自覚があるということ。
ですので、新しい情報が得られる、という感じよりは「そうなんです、私!」と自分について再確認する、みたいな感じかと。
もちろん今後のこともある程度教えてもらえます。
生命線が長いので平均寿命は十分いける、とか。
○○歳くらいで環境などが変わるかも、とか。

いずれにせよ、こちらを気遣って、希望のある伝えかたをしてくださいます。
それでちょっと楽しくなってきてしまって、四柱推命(こちらは三千円)なる占いも追加してしまいました。
※勧誘されたわけでなく、自発的に、です。
まんまと商戦にハマっていますね……面白かったのでいいですけど。
向こうからおすすめされることはなかったので、手相だけで終わらせるのももちろん可能です。

四柱推命

手相はわりと身近ですが、四柱推命なる占いは初めてでした。
生年月日と名前、電話番号を記入します(電話番号を書くとき少しビビりましたが、勧誘の電話などはその後一切ありませんでした)。
最初に概要というか、どんなタイプかとか、転機の訪れる年とか、全体的な運気の流れなどを教えてもらえます。
過去の出来事と比較すると、まぁまぁ当たっているかなーという感じでした。
その後、各年の詳しい内容にうつります。
今年はこんな年、来年は……、○○に注意、と具体的です。
婚期なども平成○年~○年といった感じで。

私の場合、手相で観てもらったことと、四柱推命の結果がかなりリンクしていたので、それなりに納得感はありました。

先述したように、希望の持てる言い方をしてくれるので、未来が少し楽しみになります(私は好奇心からでしたが、とても悩んだ末に占いに来られる方も多いと思うので、希望を持たせるのがマナーなのでしょうね)。

それなりにお金を使いました(合計3500円)が、私は楽しかったので、占いに挑戦してみてよかったです。
好奇心は満たされ、聞きたいことは大体聞けたので、変にハマってしまうようなこともなく。
健全な占い体験でした!

おわりに

※来訪日は2016年4月ですので、最新情報は公式HPなどでご確認ください。


2018年現在、来訪から二年以上が経過していますが、今思い出しても楽しい経験でした。
行ってよかった!

ちなみに、大阪出身の友人は石切劔箭神社に初詣に行ったことがあるらしく、その時期は大変な混雑だそう。
「ちゃんとした神社なのに、参道がアレやな」
とも言っていました。笑

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