【長野】松本を巡る① ーポップでかわいい松本市美術館
夏に適した旅行先を考え中
暑い夏でも公共交通機関と徒歩で観光しやすい場所、というテーマをここのところ考えています。例えばこちらの記事とか。
夏場でも暑さがそれほど気にならない土地、といったら長野も一つの選択肢でしょうか。
昨年の8月上旬に長野に行ったときのことを思い出してみます。
長野とはいえ、昼間はそれなりに暑かった記憶が。
それでも、夕方、とくに夜ともなると、かなり過ごしやすかったのを覚えています(その分、帰宅したら、うはー暑い、となりました)。
とりわけ松本を巡った日は、台風が接近していたこともあり、暑かったのはお昼前だけでした。
松本へ
前日は長野駅前のホテルに宿泊したので、長野駅からJR篠ノ井に乗車。
平日の午前8時すぎの電車だったので、通勤などで混雑しているかなと思いきや、空いていました。
一時間ちょっとで松本駅に到着。
アリオ一階にあるバスターミナルでー日乗車券(松本周遊バスタウンスニーカー)を購入。一日乗り放題で500円なので、お得だと思います。ただし、バスの本数が少ないので注意です(私はバスを待てずに結構歩いてしまったので、トントンくらいでした)。
松本市美術館
すでにかなり個性的。
花のオブジェが咲き乱れています。
そう、この水玉模様、草間弥生さんの作品です。
草間弥生さんは松本のご出身。
美術館の外観も水玉模様ですが、館内の常設展示も水玉祭りでした。
有名なカボチャの絵をはじめ、黒地にひたすら赤ドットの絵とか、白い網目の絵とか、水玉模様のマネキンやらテーブルやら。
いくら水玉模様が好きであっても、あんなに水玉模様ばかり描けない気がするので(素人的には)、やはりゆるぎない個性、というか才能ということなのでしょうね。
もともと草間さんは「幼い頃から悩まされていた幻覚や幻聴から逃れるために、それらの幻覚・幻聴を絵にし始めた(wikipediaより)」のだそう。
一見、マイナス要素である幻覚・幻聴を、作品に昇華したところがすごいなと思います。
作品にせざるを得ないくらい切迫したものだったのかもしれません。
このような美術作品って、芸術家の頭の中の概念が具現化したものですから、作品を通して、その方の世界をのぞき見れる感じがしておもしろいです。
自分と違いすぎたりして、ビックリしたりもしますが。
ちなみに、草間弥生さんの作品だけでなく、上條信山さんの書とか、田村一男さんの風景画(都会育ちで、初めて信濃の景色をみたときに感動し、絵にした方らしいです)などもあります。
上條信山さんという方の作品で記憶に残ったのが「一怒一老」と書かれた書。
書については私に知識がなく、楽しみ方がわからなかったりするのですが、「一怒一老」はまさにその通りだよなぁ、と思って背筋を伸ばしたのでした。
ミュージアムショップも楽しい。
草間弥生さんグッズが充実しています。
私も手ぬぐいを購入しました。
館内も中庭も涼しくて居心地がよく、素敵な美術館でした。
このあとは松本城に向かいます。
shishi-report03.hatenablog.com