【群馬】高崎白衣観音 一度は入っておきたい巨大観音の胎内
洞窟観音から高崎白衣観音へ
洞窟観音・山徳園・山徳記念館を満喫したのち。
次のバスまで一時間以上あったので、山頂の高崎白衣観音に向かってぼちぼち歩いてみることにしました。
が、歩くのはおすすめできません(特に夏~秋)。
・まず、暑い。
9月中旬でしたので、真夏ほどの暑さではありませんが、それでも汗が噴き出し、額からタラタラ流れ落ちるほど暑い。
・そして、ずっと坂道。
山頂に向かう道だから当然なのですが。
私を追いぬき、すいすいと坂を登っていく車たちをうらめしい気持ちで眺めました。
・スズメバチに遭遇。
この坂、どこまで続くのやら、とヨタヨタしながらふと顔を上げた瞬間、スズメバチがすぐそこに浮遊(1メートル先くらい)!
かなり焦りました。
思わず後ずさり、身を少し屈め、日傘で頭部をガード(スズメバチは黒いものを攻撃するので頭髪が危険と聞いたことがあります)。
洞窟観音の出口で見かけた「蜂に注意」の看板が脳裏に蘇ります。
そうだよ私、注意しろって、看板が言ってくれてたじゃん、と後悔。
あわあわしていると、スズメバチが左手の林の方に近づいていったので、そのすきに足早に立ち去りました(たまたま運よく難を逃れましたが、刺されてもおかしくなかったと思います。危険です)。
まだ付近に仲間のスズメバチがいるかもしれないと思い、競歩並みの速さ(自分比)で坂を駆け上がりました。
そしてなんとか「観音山頂」というバス停に到着。
これ以上歩くのはいろんな意味で危険(熱中症、ハチ遭遇の恐れ)、と判断し、結局バスを待つことに(洞窟観音入口バス停で一時間待った場合と時間的に変わらず。むしろ坂道登って疲弊した……トホホ)。
※ちなみに。
今思い返すと、観音山頂のバス停付近は駐車場になっていたので、車で来た人はそこから高崎白衣観音まで歩くはずですよね……ということは、あと少しで目的地到達だったのではないか(バスの場合は大回りする模様)と思います。ますますトホホ。
まあ、こういうグダグダな感じも、旅にはつきものですが。
駐車場から白衣観音を見ると、遠いんだか近いんだか、わからなかったのですよねぇ……。
バスが来るまで駐車場を散策して時間を潰しました。
駐車場には平和塔(忠霊塔)があります。
駐車場からの景色がきれいだったのが救いです。
なお、駐車場には観光センターなる建物もありましたが(写真撮り忘れた…)空調が効いておらず、坂を上って汗だくの私には居られませんでした。
結局、外の待合室の方が涼しかったです。
高崎白衣観音
さて、気を取り直して。
やってきたバスに乗車し、白衣観音前で下車。
坂道を上ると左手にお堂が見えてきました。
お堂から白衣観音を見上げると。
見上げると迫力がありますね。
では、白衣観音の胎内に入っていきます(拝観料300円)。
白衣観音胎内は9階まであり、階段を上っていきます。
9階と聞くと「うへー」と思いますが、段数が少ないのか、そんなにきつくなかったです。
各階に少しスペースがあり、仏像(カラフルな板彫りの感じ)が安置されていました(写真なし)。
白衣観音胎内の窓から外を眺める。
窓には逐一「窓から物品を投げないでください」と書いてありました。
なんとも不思議な気持ちになりました(投げる人いるの!?という驚きと、でも実際投げたら確かにものすごく危険なので、真剣なお願いなのだ、という実感)。
身代わり観音
9階には「身代わり観音」なる像が安置されています。
説明書きによると、2011年3月11日の東日本大震災のとき、(巨大なほうの)白衣観音自体は無事だったのに、胎内にある小さい観音のほうはお腹のあたりにヒビが入ったらしいです。
それで「身代わりになってくれたのでは…」という話になったそう。
地上の売店には「身代わり守り」というお守りも売られていました。
なお、身代わり守り以外にも、お守り類が充実しています。
ランドセルの形をした学業守なんかもかわいらしかったです。
夏場は虫よけスプレーがあるとよいです
車でいらっしゃる方はあまり必要ないかもしれませんが、バス利用の方、夏~初秋は虫よけスプレーと虫刺されの薬(ムヒなど)を持参されることを強くおすすめします(特に夕方)!
帰り、バス停に向かう下り坂を歩いているとき、またバス停に立っているとき、私は蚊に刺されまくりました(二十か所くらい!)。
おかげでバスに乗っている間ずっと、ぼりぼりと脚やら腕やらを掻くはめに。
せっかくの楽しかった記憶に浸る余裕もなく、ひたすらかゆい。
冷たいペットボトルで患部を冷やすのですが、あっちもこっちもかゆいのでキリがありません。
虫さされの薬をあれほど欲したことはなかった……。
しばらくして無事かゆみはおさまりましたが。
以降、旅行の持ち物リストにポケムヒを追加したのでした。