仏像、ときどきアート

仏像、ときどきアート

仏像、観光、美術展など、見たこと感じたことの記録

【上野】東京国立博物館 ―「教科書で見たことあるかも」近代美術なら本館18室

トーハク本館18室

美術に興味があるほうだけど、あくまでなんとなく。
そんな私でも楽しめるのは東京国立博物館(トーハク)本館18室・近代美術のコーナーです。
美術の教科書に載っているクラスの名品が展示されているので、「あ! これ見たことある(教科書で)」となります。
(情報:2018/7/24~9/9の間は、岸田劉生の麗子像が見られるようです!)

抱いていたイメージと本物を比較することで「やっぱり本物はちがうなぁ」、「教科書ではなんとも思わなかったけれど、実物だと異常に巧く感じる」とか、思うところがあって楽しいです。
(仕事などに直結しなくても、こうして楽しめることを考えると、学校の授業って役に立つものですね。一応真面目にやっておいてよかった)

さて、先日訪れたときに心を打たれたものたちの写真です(撮影禁止マークがあるもの以外は撮影可)。

f:id:shishi-report:20180630122027j:plain

高村光雲作 老猿

いやはや、才能が染み出ています。
高村光雲の彫った仁王像(善光寺史料館)も観たことがありますが、そちらよりもこの老猿の方が好きかも。


続いては龍頭観音像。
佐藤朝山(1888~1963)作。

f:id:shishi-report:20180630123217j:plain

龍頭観音

f:id:shishi-report:20180630123306j:plain

龍頭観音像 正面 佐藤朝山作


雲とか衣のたなびき方が幻想的で、躍動感があります。
色合いも好きです。

この佐藤朝山さんという方、山崎朝雲さんに師事していたそうなのですが、コンペの際に他の人を推した師匠に激怒して、師弟関係を解消。
後に佐藤玄々と名乗ることに。
才能があったらあったでいろいろ大変なのでしょうね…。
今調べて知りましたが、日本橋三越の彫刻(天女)もこの方の作品のようです。
日本橋三越、目の前を通ることはあれど、入ったことはないので、次は絶対寄ろうと思うのでした。

最後にこちら。
頼光大江山入図大花瓶です。横山孝茂・横山弥左衛門作。

f:id:shishi-report:20180630125212j:plain

頼光大江山入図大花瓶


この花瓶で好きなとこはやっぱりここ。

f:id:shishi-report:20180630130440j:plain

花瓶のあしもと

鬼(たぶん)!
ちょっと弱っているようにも見えます。

この大花瓶、胴の部分におとぎ話の場面が彫られているのだそうです。
詳しく知りたい方はトーハクのブログがおすすめ。

www.tnm.jp

好きなものを載せていたら、立体のものばかりになってしまいました。

おまけ

こちらは18室でなく13室の陶磁コーナーに展示されていたのですが、表情が素敵すぎて思わず写真を撮りました。

f:id:shishi-report:20180630125037j:plain

色絵寿老置物 仁阿弥道八作


勝手な妄想ですが「あんた、隠しとることあるじゃろ?」とか言いだしそうなお顔。
なにもかも見透かされていそう。


訪れる度にお気に入りが増えるので、トーハク通いをやめられません。

Copyright © 2018 仏像、ときどきアート All rights reserved.