【奈良】新薬師寺 ― 十二神将に守られし薬師如来
奈良には薬師寺と新薬師寺があります。
「新」と頭につくくらいだから、比較的新しいのかと思いきや、新薬師寺の創建はなんと747年。
聖武天皇の病気平癒を願ってつくられたそう。
バス停「破石町」から徒歩15分。
受付にて600円支払います。
門の写真を撮り忘れたのでいきなり本堂。
本堂に向かって伸びる石畳を歩いていたら、石畳の溝に足をとられ、膝からくずれ落ちました。
子供の頃以来、久々にコケました。
膝カックンをされたときのように崩れ落ちた感じで、豪快に転ばずには済んだので、負傷なし。
少し手をついたけれど、かすり傷ひとつなく。
「お寺で転ぶと云々」という言い伝えがいろいろあると思いますが、ここはポジティブに「厄落とし」が済んだ、と思うことにします(実際、今のところ好調)。
さて、気を取り直して、本堂に入ります。
本堂に入ると、薬師如来と十二神将が迎えてくれます。
お堂自体は暗いのですが、仏像を照らす照明は妙に明るくて、ステージ感がありました。
ふくよかな薬師如来さん。
(こう言っては失礼かもしれませんが)愛嬌のあるお顔。
つい親しみを覚えてしまう表情です。
昔はお医者さんもいなかったので、病気になっても祈るしかなかったそう。
そんなときにこの薬師如来さんのお顔を見たら、やっぱりホッとしただろうな、と思うのでした。
薬師如来さんを囲む十二神将も有名。
護衛中なので、みなさん厳しい表情です。
それぞれに担当の干支があります。
自分の干支の担当である大将の前にローソクを立て、ご挨拶。
良い時間でした。
最後に境内の写真を。
春日大社やら東大寺からは少し離れた場所にあるので、静かで落ち着けます。
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新薬師寺の近くには写真美術館や頭塔もあります。