【長野】善光寺④ 忠霊殿・善光寺史料館ほか - 史料館では五百羅漢像を観るべし
善光寺本堂を堪能した後は、境内の北西にある、忠霊殿・善光寺資料館へ向かいます。
日本忠霊殿・善光寺資料館
忠霊殿では戦争で亡くなった240万の魂を祀っているそうです。
忠霊殿には善光寺資料館が併設されています。
こちらも共通券で入館可能。
ちょうど特別展的な催しをやっていて、巨大な木魚や巨大な仏画が迎えてくれました。
こちらの仏画、474cm×288cmという大きさ。
近くでよく見ると、仏様の腕や胸に毛が生えて(描かれて)いました。
毛深い仏って、珍しいですね。
史料館の展示物
さらっと観ていかれる方が多いようですが、仏像好きにはなかなか楽しめるスポット。
特に記憶に残っているのは五百羅漢像(江戸時代)。
正確な数は忘れてしまったのですが、かなりの数いらっしゃいます。
素人が作っているらしく、決して上手いわけではないのですが、味があってよかったです。
一体一体、表情やら姿勢やら、いろいろ違う。
目の前の像から、作った人の性格とかが立ち上がってくるような感じ。
この像を作った人は穏やかな人かな、ちょっとせっかちかな、とか想像するのが好きです。
それにしても、作る人によって、全く違うものができるんだよなぁ、と実感。
それから、高村光雲作の仏像(仁王像の原型)もあります。
壁かけ形式(?)の仏像なんかも良かったです。
じっくり観ていたら、入口にいらした係の方に「あれ、けっこう観てる?」と声をかけられました。
おそらく私ほど長居した人は珍しいのかも。
善光寺に関連する夢を見て感動した人が納めた江戸時代の絵なども、ストーリーがあっておもしろいのですが…。
その他
善光寺境内にあるその他のものをざっくり紹介します。
善子さん、光子さん像
「牛にひかれて善光寺詣り」にちなんででしょうか、森永乳業さんが寄贈したらしいです。ほっこりしますね。
迷子郵便供養塔
迷子郵便!?
そのネーミングから物語性とかファンタジー的要素を感じ取ってしまったので、見に行ってみたのですが…。
な、なるほど。
そうですよね、供養塔ですもんね。
勝手に独創的なモノを想像してしまったので、肩透かしをくらいました(反省)。
配達することも返送することもできない郵便のための碑。
配達も返送もできないって、切ないですね。まさに迷子郵便。
年間180万通もあるそうです。
迷子郵便の内訳はどうなっているのだろう、と気になってしまったのでした。
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