仏像、ときどきアート

仏像、ときどきアート (旧)

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【長野】善光寺① ー本堂にたどり着くまで 高村光雲作の仁王像や山門など

 

善光寺について

約1400年も続く大寺院。
特定の宗派を持たないことでも有名ですね。

昔、本田善光さんという人が、難波の堀江(現在の大阪 or 奈良県明日香村)に捨てられていた一光三尊像を発見、背負って信濃に連れ帰ったそうです。
後に、天皇の御発願で善光寺が創建されたそう。

善光寺の名は本田善光さんに由来しているのですね。

長野県は何度も訪れたことがあるのに、善光寺に参拝するのは初でした。

仁王門

長野駅から善光寺参道を(七福神めぐりをしながら)歩き、見えてきました仁王門。

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善光寺 仁王門

 

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仁王像

左右で写真の大きさが異なってしまいましたが、阿形さん(左)と吽形さん(右)。
通常の仁王像とは配置が逆なのだそう。
こちらの仁王像は彫刻家の高村光雲とその弟子の米原雲海の作。

別のアングルから。

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仁王像

この写真ですと拡大しないとわかりづらいですが、ものすごい目をカッと開かれています。阿形さん(左)は白い歯をむきだしに。

お二人のおみあし。

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仁王像の足元

まさに筋骨隆々。
足の感じから、屈強であることがひしひしと伝わってきます。
釘の一本や二本くらい刺さっても問題なさそう。
ガードマンの役割ですから、当然といえば当然なのですが。
細部(大きいので細部とはいえないかもしれませんが)を見ると、「すごいなーうまいなー」と思わずにはおれません。

さて、仁王門をくぐりまして。

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仁王門をくぐる

ちなみにこの仁王門、裏側には三宝荒神像と三面大黒天像が安置されているそうです(見逃した……。次は必ず拝見しよう)。

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参道のお店

ここを通り過ぎ、駒返り橋(橋というよりは段差)を渡ると、本格的に境内、という感じでした。
ちなみに、1197年、源頼朝がお参りした時に、のっていた馬のひづめが、駒返り橋でひっかかり、ここから歩いて参拝したそうです(パンフレットより)。

案内所

駒返り橋を渡ってすぐ、案内所がありますので、そちらでパンフレットなどをもらっておくといいです。
ベンチもありますので、休憩も可能。
案内所には牛さんもいます。

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牛に引かれて善光寺参り

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案内所の牛

なぜウシか、と言いますと、こんな話が残っているから(パネルの説明書きをまとめ)。

昔、あるおばあさんが川に布をさらしていると、牛が持っていってしまった。牛を追いかけているうちに気づいたら善光寺まで来てしまった。布は善光寺如来の前にあり、牛は仏様の化身だった、というお話です。

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案内所からの眺め

お地蔵さん

案内所を出て歩き出すと、右手に六地蔵、濡れ仏(延命地蔵)が見えます。

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濡れ仏

 

山門

洗心で手を清めて、いよいよ山門をくぐります。

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山門

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山門をくぐる

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絵馬かけ


なお、この山門、楼上に上がれます(本堂の内陣・忠霊殿とセットになった共通券を買うとよいです。山門端の券売所や本堂内の券売機で買えます)。

楼上には獅子に乗った文殊菩薩さんと、周囲を囲む四天王がいらっしゃいました(撮影禁止なので写真はなし)。

楼上の床は、中央がゆるやかに高い(凸になっている)感じがして、どうにも落ち着かず(平衡感覚って大事なのですね)。

また、山門内部には「落書き禁止」の貼り紙があちこちに貼られ、監視カメラもあります(落書きは犯罪なので当然ですが)。
壁を見ると、明治時代とか大正時代にここを訪れた人が記念に「○年○月 氏名」と書いたりしていました。
観光名所に何か書き残したくなるのは昔の人も同じだったようです。
落書きとはいえ、昔のものは筆文字で達筆だったりするので、「明治の人もここに来たんだなー」と思えたりして、これはこれで興味深いと思ってしまいました。

(もちろん落書きはダメですが)もし許容していたとしたら、100年後とかにここを訪れた人が「平成の人もここに来たんだなー」と想いを馳せたりするのかもしれない、と思ってみたり。

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山門からの景色

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山門からみる本堂


次はメインの本堂へ向かいます。

 

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