仏像、ときどきアート

仏像、ときどきアート

仏像、観光、美術展など、見たこと感じたことの記録

【長野】松本を巡る② ー松本城は足腰の丈夫なうちに・博物館でカータリに会う

松本城

松本市美術館を堪能した後、さーて次はどうしようかな、と松本城のHPを見たとき。
そこで初めて知りました。

天守入口までの待ち時間:現在50分 (※2017年8月上旬・お昼頃の情報)」

えっ!? 松本城って、入城までにそんなに待つの!?と。
(普段は事前にいろいろ調べておくタイプなのですが、このときは仕事の都合などで時間がなく、ほとんど行き当たりばったりだったもので)

待ち時間 50分。
それなりに暑いなか50分も待つのはきつい……せめて涼しくなってからがいい。
ならば、松本城は夕方にするか(雨が降りそうだが…暑いよりはマシかな)。
というわけで、先に旧開智学校へ行くつもりでバスに乗りました。車内で暇だったので松本城の待ち時間を再びチェックすると……おや! 30分に減少している! ならば今行こう!と、松本城の前で慌ててバスを降車しました。
(このように、待ち時間はけっこう変動するようですので、マメにHPをチェックすることをおすすめします。)


バスは太鼓門の近くに止まったので、ここから入ります。

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太鼓門

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お堀

太鼓門をくぐって、お城に近づいていきます。

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お城に向かう

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お城へ向かう

門をくぐると、天守が登場(逆光になってしまいましたが)。

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松本城 天守

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松本城 天守

見ごたえありますね。
このまま眺めていたい気持ちもありましたが、天守内に入るために早く並ばねば。

ディズニーランドのアトラクション待ちのように、ひたすら立って並ぶのだろうと思っていたのですが、テントの下にずらっと長椅子が設けてあり、座って待つことができました。これはありがたい。

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テントから松本城をのぞむ


日も雨も避けられて、しかも座れる。
これなら暑い日でも、雨の日でも、ご年配の方も、比較的楽に待つことができますね。

私は膝の上に旅行ノートを広げて、これまでの道程を記入したりしていました。
椅子、ありがたや。
そうこうしているうちに時間は過ぎ、天守入口に案内されました。
30分も待ったようには感じなかったです。


天守内部へ

入口で靴を脱いで、ビニール袋に入れ、そのまま持ち込む観光スタイルでした。
内部はけっこう段差があったりしますので、エコバック的なものにビニール袋ごと靴を入れ、肩にかけるなどした方が楽かもしれません(ご年配の方やお子さんなど)。

入ってすぐの階段の段差がすでに高くて「おおお」とひるむ。
なかなかアクロバティックな城内を予想させられます。


写真がぶれてしまいましたが、内部の様子です。

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武者走

ところどころに矢狭間・鉄砲狭間と呼ばれる狭間があります。
小さい方形が鉄砲狭間、長方形が矢狭間だそう。
ここから鉄砲を撃ったり、矢を放ったりしたのですね。

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鉄砲狭間


前の方のあとをついて、ひたすら階段を上っていきます。
各階に展示があり、じっくり観ていたらけっこう時間がかかりそう(混雑していますし、外で待っている方もいるので、横目で見る感じでした)。

中から外を見てみたり。

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天守内部から

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天守内部から

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展示

 

4、5階あたりになると、階段の横幅がいっそう狭くなります。
しかも、降りてくる人とすれ違うので、「すいません、すいません」とお互い譲り合いながらの通行に。
また、一段一段の段差も大きく、頭上に梁もあり、それなりに険しい。
目の前に「頭上注意」の貼り紙があるにも関わらず、私もうっかり頭をぶつけそうになりました(あと数センチ背が高かったらぶつけていた)。

若い人は問題ないですが、ご年配の方や小さいお子さんは、この狭くて段差のある階段にかなり苦労しているように見えました(いずれもご家族の方がフォローされ、無事に上りきっておられましたが)。私もあまり体力に自信があるほうではないので、今のうちに登っておいてよかった、と思います。

この険しい階段ならば、天守入口までの待ち時間が発生するのも納得。
人数制限しないと危ないですからね。

とはいえ、階段ごとに警備員や案内係(?)の方が立っておられ、「頭上、注意してくださいねー」とか声をかけてくれますので、大丈夫です。
なんだか皆さん、とても感じが良かった。
世界遺産登録を目指しているそうなので、気合の入れ方が違うのかなーなんて思ったり(全体的にスタッフの数も多かったです。バイトらしき学生さんも含めて)。

さて、険しい階段を上ったら最上階に。
外に出られるわけではなく、窓があるだけでした。
けっこうむし暑いです。

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最上階からの眺め

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最上階からの眺め

あくまで個人的な意見ですが、お城って、遠くから観るのが一番美しいな、と思ったりします。
外観の美しさゆえ、期待値が高まってしまい、中に入ると「ほう、こんなもんか」と思ったりします(お城好きの方はいろいろ観るところがあるのでしょうが)。
事前に勉強していけばもっと楽しめるのに!とも思いますが、なかなか…(汗)


天守からの眺めをひとしきり堪能したら、のぼってきた階段を下ります。
下りるほうが大変そうに見えたので、けっこうビビってていましたが、大丈夫でした。

天守を出ると、待ち時間がまた60分に!
良いタイミングで入れたようです。
下から改めて見上げるとやはり迫力ありますね。
黒い壁がかっこいい。

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改めて見上げる



おまけ 松本市立博物館

太鼓門の南側には松本市立博物館もあります。

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松本市立博物館

観覧共通券(現在は発売していないようです)を持っていたので、ついでに寄ってみました。

松本の歴史や文化についての展示がメイン(期間によっては特別展もあります)。

松本に何のゆかりもない私にはあんまり興味ないかなー、と思っていたのですが、これがけっこうおもしろかったのです。
その土地ならではの言い伝えとか信仰とか、どこかファンタジーな部分があって楽しい!

カータリ

一番興味深かったのは「カータリ」なる存在。
「カータリ」というくらいだから、語り? 何か伝説めいたものを語る人なのかなーとか思いきや、実はロマンティックな存在。
まずは「カータリ」さんのお姿を(スタンプで失礼します。博物館では実物が観られます)。

 

 

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カータリ スタンプ

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カータリ(左) 松本城(右)



な、なんですか、この脚の細い変なおじさんは……。

しかし、この「カータリ」さん、活躍の場は七夕。
七夕と言えば、織姫と彦星が年に一回会える日。
しかしそんな日に雨が降っていたら……彦星は織姫に会いにいけなくなってしまう。
そこで「カータリ」さんの出番です。
「カータリ」さん、彦星をおぶって、雨の降る天の川を渡ってくれるんです。
だから、着物の裾をまくって、脚を出しているんですね。
川を渡る→かわたり→カータリ、とのこと(たしか)。
なんとも涙ぐましい。
一気にファンになってしまいました。


この後は旧開智学校へ。

【長野】松本を巡る① ーポップでかわいい松本市美術館

夏に適した旅行先を考え中

暑い夏でも公共交通機関と徒歩で観光しやすい場所、というテーマをここのところ考えています。例えばこちらの記事とか。

 


夏場でも暑さがそれほど気にならない土地、といったら長野も一つの選択肢でしょうか。
昨年の8月上旬に長野に行ったときのことを思い出してみます。
長野とはいえ、昼間はそれなりに暑かった記憶が。
それでも、夕方、とくに夜ともなると、かなり過ごしやすかったのを覚えています(その分、帰宅したら、うはー暑い、となりました)。
とりわけ松本を巡った日は、台風が接近していたこともあり、暑かったのはお昼前だけでした。

松本へ

前日は長野駅前のホテルに宿泊したので、長野駅からJR篠ノ井に乗車。
平日の午前8時すぎの電車だったので、通勤などで混雑しているかなと思いきや、空いていました。
一時間ちょっとで松本駅に到着。

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松本駅


アリオ一階にあるバスターミナルでー日乗車券(松本周遊バスタウンスニーカー)を購入。一日乗り放題で500円なので、お得だと思います。ただし、バスの本数が少ないので注意です(私はバスを待てずに結構歩いてしまったので、トントンくらいでした)。

お得なきっぷのご案内


まずはタウンスニーカーバスで松本市美術館へ。

松本市美術館

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松本市美術館 外観

すでにかなり個性的。

花のオブジェが咲き乱れています。

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松本市美術館 オブジェ

 

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松本市美術館 外観

そう、この水玉模様、草間弥生さんの作品です。


草間弥生さんは松本のご出身。
美術館の外観も水玉模様ですが、館内の常設展示も水玉祭りでした。
有名なカボチャの絵をはじめ、黒地にひたすら赤ドットの絵とか、白い網目の絵とか、水玉模様のマネキンやらテーブルやら。
いくら水玉模様が好きであっても、あんなに水玉模様ばかり描けない気がするので(素人的には)、やはりゆるぎない個性、というか才能ということなのでしょうね。

もともと草間さんは「幼い頃から悩まされていた幻覚や幻聴から逃れるために、それらの幻覚・幻聴を絵にし始めた(wikipediaより)」のだそう。
一見、マイナス要素である幻覚・幻聴を、作品に昇華したところがすごいなと思います。
作品にせざるを得ないくらい切迫したものだったのかもしれません。

このような美術作品って、芸術家の頭の中の概念が具現化したものですから、作品を通して、その方の世界をのぞき見れる感じがしておもしろいです。
自分と違いすぎたりして、ビックリしたりもしますが。


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中庭から観られるマネキン

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自販機もドット!

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中庭

ちなみに、草間弥生さんの作品だけでなく、上條信山さんの書とか、田村一男さんの風景画(都会育ちで、初めて信濃の景色をみたときに感動し、絵にした方らしいです)などもあります。
上條信山さんという方の作品で記憶に残ったのが「一怒一老」と書かれた書。
書については私に知識がなく、楽しみ方がわからなかったりするのですが、「一怒一老」はまさにその通りだよなぁ、と思って背筋を伸ばしたのでした。


ミュージアムショップも楽しい。
草間弥生さんグッズが充実しています。
私も手ぬぐいを購入しました。

館内も中庭も涼しくて居心地がよく、素敵な美術館でした。

松本市美術館



このあとは松本城に向かいます。

 

shishi-report03.hatenablog.com

 

【群馬】高崎白衣観音 一度は入っておきたい巨大観音の胎内

洞窟観音から高崎白衣観音

洞窟観音・山徳園・山徳記念館を満喫したのち。

 

shishi-report03.hatenablog.com

 

次のバスまで一時間以上あったので、山頂の高崎白衣観音に向かってぼちぼち歩いてみることにした私。

が、歩くのはおすすめできません(特に夏~秋)。

・まず、暑い。
9月中旬でしたので、真夏ほどの暑さではありませんが、それでも汗が噴き出し、額からタラタラ流れ落ちるほど暑い。

・そして、ずっと坂道。
山頂に向かう道だから当然なのですが。
私を追いぬき、すいすいと坂を登っていく車たちをうらめしい気持ちで眺めました。

スズメバチに遭遇。
この坂、どこまで続くのやら、とヨタヨタしながらふと顔を上げた瞬間、スズメバチがすぐそこに浮遊(1メートル先くらい)!
かなり焦りました。
思わず後ずさり、身を少し屈め、日傘で頭部をガード(スズメバチは黒いものを攻撃するので頭髪が危険と聞いたことがあります)。
洞窟観音の出口で見かけた「蜂に注意」の看板が脳裏に蘇ります。
そうだよ私、注意しろって、看板が言ってくれてたじゃん、と後悔。
あわあわしていると、スズメバチが左手の林の方に近づいていったので、そのすきに足早に立ち去りました(たまたま運よく難を逃れましたが、刺されてもおかしくなかったと思います。危険です)。

まだ付近に仲間のスズメバチがいるかもしれないと思い、競歩並みの速さ(自分比)で坂を駆け上がりました。
そしてなんとか「観音山頂」というバス停に到着。
これ以上歩くのはいろんな意味で危険(熱中症、ハチ遭遇の恐れ)、と判断し、結局バスを待つことに(洞窟観音入口バス停で一時間待った場合と時間的に変わらず。むしろ坂道登って疲弊した……トホホ)。

※ちなみに。
今思い返すと、観音山頂のバス停付近は駐車場になっていたので、車で来た人はそこから高崎白衣観音まで歩くはずですよね……ということは、あと少しで目的地到達だったのではないか(バスの場合は大回りする模様)と思います。ますますトホホ。
まあ、こういうグダグダな感じも、旅にはつきものですが。
駐車場から白衣観音を見ると、遠いんだか近いんだか、わからなかったのですよねぇ……。

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駐車場から白衣観音をのぞむ


バスが来るまで駐車場を散策して時間を潰しました。
駐車場には平和塔(忠霊塔)があります。

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平和塔

 

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駐車場からの眺め

駐車場からの景色がきれいだったのが救いです。

なお、駐車場には観光センターなる建物もありましたが(写真撮り忘れた…)空調が効いておらず、坂を上って汗だくの私には居られませんでした。
結局、外の待合室の方が涼しかったです。

高崎白衣観音

さて、気を取り直して。
やってきたバスに乗車し、白衣観音前で下車。
坂道を上ると左手にお堂が見えてきました。

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お堂

お堂から白衣観音を見上げると。

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白衣観音 お堂側から

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白衣観音 足元から見上げる

見上げると迫力がありますね。
では、白衣観音の胎内に入っていきます(拝観料300円)。

白衣観音胎内は9階まであり、階段を上っていきます。
9階と聞くと「うへー」と思いますが、段数が少ないのか、そんなにきつくなかったです。

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白衣観音胎内 階段

各階に少しスペースがあり、仏像(カラフルな板彫りの感じ)が安置されていました(写真なし)。


白衣観音胎内の窓から外を眺める。

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窓からの景色


窓には逐一「窓から物品を投げないでください」と書いてありました。
なんとも不思議な気持ちになりました(投げる人いるの!?という驚きと、でも実際投げたら確かにものすごく危険なので、真剣なお願いなのだ、という実感)。

身代わり観音

9階には「身代わり観音」なる像が安置されています。
説明書きによると、2011年3月11日の東日本大震災のとき、(巨大なほうの)白衣観音自体は無事だったのに、胎内にある小さい観音のほうはお腹のあたりにヒビが入ったらしいです。
それで「身代わりになってくれたのでは…」という話になったそう。
地上の売店には「身代わり守り」というお守りも売られていました。


なお、身代わり守り以外にも、お守り類が充実しています。
ランドセルの形をした学業守なんかもかわいらしかったです。

夏場は虫よけスプレーがあるとよいです

車でいらっしゃる方はあまり必要ないかもしれませんが、バス利用の方、夏~初秋は虫よけスプレーと虫刺されの薬(ムヒなど)を持参されることを強くおすすめします(特に夕方)!

帰り、バス停に向かう下り坂を歩いているとき、またバス停に立っているとき、私は蚊に刺されまくりました(二十か所くらい!)。
おかげでバスに乗っている間ずっと、ぼりぼりと脚やら腕やらを掻くはめに。
せっかくの楽しかった記憶に浸る余裕もなく、ひたすらかゆい。
冷たいペットボトルで患部を冷やすのですが、あっちもこっちもかゆいのでキリがありません。
虫さされの薬をあれほど欲したことはなかった……。

しばらくして無事かゆみはおさまりました。
今となってはいい思い出です。

【群馬】洞窟観音 ーひんやりした洞窟で静かに観る観音像ー

夏場の国内旅行は行き先に悩む

夏が大好きな私ですが、さすがにここ最近の40℃にせまる気温には辟易しています。
夏は日が長いし、気持ちも外向きになるので、旅行を楽しみやすい季節だと思うのですが、この暑さを考えると、躊躇してしまう。
車移動だったらまだいいのでしょうけど、免許を持っておらず、公共交通機関と徒歩を駆使せねばならない身としては、暑さはやっぱり気になる。

そこで、暑い時期でもなんとか行く気になるところはあるだろうか、と考えていたら、以前行った洞窟観音を思い出しました。
洞窟内の気温は確か17℃くらいで、とても気持ちが良かったのを覚えています。
涼みながら石仏を観られるので、夏の仏像鑑賞におすすめです。

(来訪したのは2016年9月ですので、最新の情報は公式HPなどでご確認ください)

洞窟観音へ

高崎駅前からバス(ぐるりん観音山線)に乗車、20分弱で「洞窟観音入口」という停留所で降車。

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バス停を降りてから


この坂を上がると見えてきます。
なお、洞窟観音のほかに、徳明園・山徳記念館も同じ敷地内にあります。

まず、洞窟観音について。

 高崎田町の呉服商として財を成した故山田徳蔵が、人々がともに楽しめる霊場楽天地を建設しようと決意。大正8年着工、昭和39年、翁が88才の生涯を閉じる迄、私財を投じての50年間、たゆむことなく工事が進められました。
(入園券より引用)

 

簡単にまとめると、高崎のお金持ちが(趣味で)造った施設、というわけ。

受付で800円を支払い、いざ洞窟観音へ。

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洞窟観音入口

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天井の壁画

入った途端、涼しい~。
外が暑いぶん、とても気持ちがよかったです。
しっとりした空気も洞窟ならでは。
遠くのほうで話し声が聞こえる程度で、ほとんど人もいません。

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通路

このような感じで、かなり奥のほうまで通路が続いています。
写真では明るい感じですが、実際はけっこう暗くてドキドキしたのを覚えています(小心者)。
そして、数メートルおきに現れる石仏!

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石仏

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石仏

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石仏

 

広い空間に仏像やら塔が林立しているところもあります。
写真の撮り方でちょっと怖い感じになってしまいましたが……ライトアップされてますし、実際は怖くないのでご安心を。

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奥行のある広い空間も

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亀もいます

奥へ進むほど、見ごたえもアップするのですが、写真が下手ですね(汗)。

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ぜひ実物をご覧ください

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出口が見えてきた

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洞窟観音出口

洞窟はけっこう長く、見ごたえがありました。

出口のところに「蜂に注意」という看板が出ていたような記憶があります。
九月中旬でしたので、確かに蜂の出やすい時期。
蜂が飛んでいる姿を遠目に見かけたような気がするだけで、実際には遭遇しませんでしたが、念のため黒い服装は避けておくと無難かもしれません(夏~秋)。

徳明園

洞窟観音と同時に造られた庭園です。
洞窟観音の入園券で庭園も見学可能ですので、歩いてみました。

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徳明園入口

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緑がいっぱい

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池もあります

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おや? 誰かいる

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石像でした

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こちらにも石像

なかなか個性的な庭園ですね。
私はこういう感じ、嫌いじゃないです。

山徳記念館

庭園の先に大きなお屋敷もあります。
ここを造った山田徳蔵さんが住んでいたお宅を改築し、漫画記念館としたそうです。
歴代首相の似顔絵とか、のらくろ(弟子が描いたもの含む)とか、意外とおもしろかったです。
防空壕(的なもの?)もちらっと見ました。

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部屋とつながっています


縁側に座ってくつろいでいる方もいましたので、休憩も可能なのではないかな、と思います。


時間がない場合や暑い日は、洞窟観音だけでも十分満足かなと思います。


帰りのバスの時間は絶対に調べておくべし

ここから再びバス(ぐるりん観音山線)で山頂の高崎観音に向かおうとしたのですが、時刻をきちんと調べていなかったため、次のバスまで一時間以上あるという状況に陥りました……(高崎方面に帰る場合でも本数は少ないので、要事前調査)。
すでに山徳記念館を退場してしまっていたので、バス停で一時間待ちぼうけというのもきつい。
仕方なく、山頂に向けてぼちぼち歩いてみることにしました。
が、決しておすすめできません。
夏場は危険です。
詳細は高崎観音の記事(後日アップ予定)をご覧ください。

【大阪】石切神社とその参道 ー由緒ある神社の不思議な参道で占いに挑戦してみたー

石切神社参道を知ったわけ

もう廃刊になってしまいましたが、かつて『ワンダーJAPAN』という雑誌がありました。
主にB級スポットや廃虚などを取材した雑誌です。
「趣味が悪い」と言われてしまうこともあるのですが、私、B級スポットも廃虚も結構好きなほうでして。
不思議でヘンテコで、ちょっと笑える、そんな場所に魅かれてしまう。
※ただし、廃墟は、怖いし、危ないし、不法侵入になってしまうので、実際に訪れることはしません。
だからこそ、雑誌で眺めるのが楽しみ、というわけです。

その『ワンダーJAPAN』の総括的な位置づけにあたるのが『ワンダーJAPAN エリア別ワンダースポット300』という本。『ワンダーJAPAN』で紹介された異空間のうち、300か所が厳選されたものです。
ちなみに800か所バージョンもあります。

ワンダーJAPAN エリア別ワンダースポット300 (三才ムック VOL. 206)

ワンダーJAPAN エリア別ワンダースポット300 (三才ムック VOL. 206)

 

こちらのワンダースポット300の中に石切神社の参道が載っていたので、奈良を訪ねるついでに行ってみることにしました。

※来訪日は2016年4月ですので、最新情報は公式HPなどでご確認ください。 

石切駅前からすでに不思議

近鉄奈良駅から近鉄奈良線で20分くらいで石切駅に到着。
平日の午前九時過ぎでしたのでほとんど誰も降りず。

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石切駅ホーム

駅前も静かです。
さっそく鳥居が迎えてくれます。
ようこそ石切さんへ、と書かれています。

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石切駅を出てすぐ

 

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道路脇の様子

道路脇に灯篭?でしょうか。
すでに非日常感がぷんぷんします。

少し歩くとまた「ようこそ石切へ」と。

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とにかく歓迎してくれる

駅から少し(20分程度だったかと)歩くのですが、何度も歓迎してくれるので飽きません。道が合っていることもわかるので、ありがたいです。

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とにかく歓迎してくれる その2

提灯にお店の名前が書かれていますし、ここから石切参道商店街が始まるようです。
まだお店は少ない感じですが。

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商店街入ってすぐ

石切参道商店街に入ってわりとすぐ、石切大仏が!

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石切大仏


なんでしょう、この感じ。
大仏様はじめ諸方面に対する失礼を承知で……どことなく漂うB級感!
石切の地発祥の漢方屋さん(サカンポー)の四代目当主が建立されたそう(1980年)。

大仏を通り過ぎて進むと、独特の雰囲気が漂い始めます。

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商店街の風景

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豊八大黒殿

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豊八大黒殿

占いのお店のようです。
気になりますが、とりあえず先を急ぎます。

ちょっとホッとする感じになってきました。

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商店街

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商店街

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商店街

まだ午前十時前でしたので、開店準備中のお店や、まだ閉まっているお店もありました。商店街を存分に楽しみたいならもう少し遅い時間帯(昼前とか)がベストかもしれません。

さらに進むとこんな感じ。

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参道 石切神社の近く

左側に映っているのは「石切大天狗」なるもの。

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石切大天狗

どうやらこちらの石切大天狗も、先の石切大仏と関わりがありそう。
同じ方が造ったようです。
入れませんでしたし、入る勇気もない私です。

いやはや、濃い。
と思っているうちに石切参道商店街は終わり。

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石切参道商店街もおわり


商店街を出て、右手が石切劔箭神社となります。

石切劔箭神社

ここにたどり着くまでの道程があまりにも濃かったので、さぞかしヘンテコな神社なのではないか、と思いきや、きちんとした(由緒ある)神社です。
古くから「でんぼの神さん」と知られ、腫れ物などを治してくださる神様として有名なのだそう。

まず視界に飛び込んでくるのは、百度石なる二本の石柱の周りをぐるぐると回る人々。
十数人はいらっしゃったかと。
光景自体はなんだか不思議なのですが、もくもくと歩く人々の表情が至極真剣なため、「あ、おお、なるほど、何か願掛けをしておられるのね」と理解したのでした。

 お百度参りとは本殿前でお参りして入口に戻り再び本殿前でお参りすることを百回繰り返すことです。お百度を踏むとも申しますが、これは決して強制されるものではありません。
百回でなくとも、ご自分でお決めになられた回数で結構です。大切なのは神様に願いが届くよう一心にお参りすることです。ご参拝いただければ、その熱心な様子に胸を打たれるでしょう。
石切劔箭神社HPより)

 

まさにその熱心さに圧倒され、写真を撮るどころではありませんでした(というか、たとえ遠くからでも、撮るのはなんだか不謹慎な気がしてやめました。腫れ物の神様ということですから、重篤な病(ガンとか)の方、その家族の方などが、切迫さをもってお参りしているかもしれないので)。

健康であることに感謝しつつお参りを終え、おみくじをひいて、神社をあとにしました。
差し支えなさそうなところだけ撮影。

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境内の様子

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絵馬殿

こちらの絵馬殿の屋根の上にはつるぎが掲げてあるらしい(後になって知りました)。

占いに初挑戦

石切神社へのお参りも済ませたので、駅方面に向けて参道商店街を戻ります。

石切神社参道の名物といったら占い。
占いを鵜呑みにするタイプではないのですが、せっかくここまで来たのだから、やってみたい、とうずく好奇心。

しかし、いざやってみようとすると、意外と勇気が要りました(石橋を叩いて結局渡らないタイプです)。
占い=胡散臭い、占い=ぼったくり
といった価値観を理性が差し出してくるものですから。
まぁ、冷静に考えれば理性がそう言うものごもっともなのです。
お金の無駄になる可能性が高い。
でも、すぐに来れる場所じゃないし、この機会にやらなかったら、ずっと後悔するかもなー、と思い、好奇心のほうを優先することにしました(占い代を捨てるを覚悟で)。

どの占いにしよう、と思いながら参道商店街を行ったり来たり。
占いの看板を掲げているお店はたくさんあるのですが、時間帯が早いせいか、閉まっているところが多かったです。
開店していて、かつ、占い師さんの姿が見えるお店は二、三軒だったと思います。
その中からなんとなく自分に合いそうなところに勇気を出して入ってみました(手相占い500円と書かれていて、500円ならいいかと思ったのが正直大きいかも)。
記憶が曖昧なのですが、豊八(大黒殿じゃないほう)さんだったと思います。どうやらここは、オーナーさんが占い師さんにブースを貸すスタイルのようです。どんな占い師さんがいらっしゃるかはその日によって違うのかもしれません。

手相占い

手相を見てくれたのは50代くらいのシュッとした女性の方。
手を組んでみて、上にきた方の手の平を見てくれます。
けっこうじっくり観てくださいました。

当たってるなぁ、と思うことも多々あり。
ただ、「当たってる」と思うということは、自覚があるということ。
ですので、新しい情報が得られる、という感じよりは「そうなんです、私!」と自分について再確認する、みたいな感じかと。
もちろん今後のこともある程度教えてもらえます。
生命線が長いので平均寿命は十分いける、とか。
○○歳くらいで環境などが変わるかも、とか。

いずれにせよ、こちらを気遣って、希望のある伝えかたをしてくださいます。
それでちょっと楽しくなってきてしまって、四柱推命(こちらは三千円)なる占いも追加してしまいました。
※勧誘されたわけでなく、自発的に、です。
まんまと商戦にハマっていますね……面白かったのでいいですけど。
向こうからおすすめされることはなかったので、手相だけで終わらせるのももちろん可能です。

四柱推命

手相はわりと身近ですが、四柱推命なる占いは初めてでした。
生年月日と名前、電話番号を記入します(電話番号を書くとき少しビビりましたが、勧誘の電話などはその後一切ありませんでした)。
最初に概要というか、どんなタイプかとか、転機の訪れる年とか、全体的な運気の流れなどを教えてもらえます。
過去の出来事と比較すると、まぁまぁ当たっているかなーという感じでした。
その後、各年の詳しい内容にうつります。
今年はこんな年、来年は……、○○に注意、と具体的です。
婚期なども平成○年~○年といった感じで。

私の場合、手相で観てもらったことと、四柱推命の結果がかなりリンクしていたので、それなりに納得感はありました。

先述したように、希望の持てる言い方をしてくれるので、未来が少し楽しみになります(私は好奇心からでしたが、とても悩んだ末に占いに来られる方も多いと思うので、希望を持たせるのがマナーなのでしょうね)。

それなりにお金を使いました(合計3500円)が、私は楽しかったので、占いに挑戦してみてよかったです。
好奇心は満たされ、聞きたいことは大体聞けたので、変にハマってしまうようなこともなく。
健全な占い体験でした!

おわりに

※来訪日は2016年4月ですので、最新情報は公式HPなどでご確認ください。


2018年現在、来訪から二年以上が経過していますが、今思い出しても楽しい経験でした。
行ってよかった!

ちなみに、大阪出身の友人は石切劔箭神社に初詣に行ったことがあるらしく、その時期は大変な混雑だそう。
「ちゃんとした神社なのに、参道がアレやな」
とも言っていました。笑

【上野】エッシャー展 絵の中の住人になれるデジタルフュージョンがおもしろい

ミラクルエッシャー

2018年6月6日~7月29日まで上野の森美術館で開催中の「ミラクルエッシャー展」、観てきました。

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エッシャー

一般当日券(1600円)を購入し、入館。
こ、混んでる。


経験上、美術展というものは、会期終了間際になればなるほど混雑します。
訪れた日は6月中旬の平日午後、会期の折り返し地点にさしかかるかどうかくらいのところでしたので、まだまだ余裕だろうと思いきや、けっこう混雑していました。
展示室に入る段階で、すでにちょっとした列ができている。
並んでいるのはどうやら、近くでじっくり観たい派の方々の模様。
確かに、エッシャーの絵って、あちこちにトリックが仕掛けられているので、近くで観るに越したことはない。
ですが、この調子だと時間が……。
順番通りに一枚一枚じっくり観たい、というのでなければ、少し後方から眺めるのがストレスが少ないかもしれません。
また、入口付近は混雑していますが、少し進むと空いてきますので、空いているところから観るという手もありです。


こんなに絵の巧い人だとは

エッシャーの絵は、奇抜な発想というイメージが強いですが、そもそも絵が異常に巧い人なんだということを実感しました。
写真かよ!と思うほどの写実性を発揮している絵も。
確固たる技術、それがあった上での発想力なのだな、と凡人はしみじみするのでした。

一番印象に残っている絵は『終わらないひも』です。
エッシャーと奥さんの輪切りにされた頭部がリボン状のひもで表現されているのですが、「よくこんなこと思いつくな……」と茫然としました。
エッシャーと奥さんの肖像に破綻がないのはもちろん、タイトルの通り、リボン状のひもが終わらない(端がみつけられない)のです。

他にも美術の教科書に載っていた『滝』など、「エッシャーといえばこれ!」という絵も観られて、終始「ははぁ」とか「ほほう」と感嘆の声を上げるのでした。

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うちわとあぶらとり紙は出口でもらいました

 

デジタルフュージョンは楽しかった!

グッズ売り場を出ると(グッズについては後述します)、左手にスペースがあって、そこでミラクルデジタルフュージョンなるものを体験できます。
簡単にいうと、エッシャーの『相対性』という絵の中に入れるのです。

体験ブースの指定場所で撮った動画が『相対性』という絵に合成されるしくみ。
『相対性』の中の人間(絵)も動くようになっていて、彼らと一緒に不思議な館内の階段を上がったり下りたりできる!
なかなか新鮮でした。
合成された動画はその場で撮影できますし、QRコード経由でダウンロードすることも可能です。


ちなみに。
これ、一人で挑戦するのは少々恥ずかしいかもしれません(私は開き直って楽しみましたが…)。
一応、二人で撮ることを想定しているらしく、立ち位置が二か所設定されています。
並んでいる顔ぶれとしても、カップルが多かったです。
結構待つ可能性が高いですし(私は10分ほど並びました)、気が乗らない方は、スルーしてそのまま出口に向かうことをおすすめします。

ショップは大混雑

少しスペースが狭いこともあり、ショップは大混雑。
通路にもみっしり人、人、人。
全く自由に動けません(6月中旬であの混雑具合、終了間際は大丈夫なんだろうかと要らぬ心配をしてしまいます)。
それでも粘って、ひととおりグッズを見ました。


図録を買おうか迷った挙句、結局ポストカードブックにしました(図録って重いしスペースをとるんですよね……)。
なお、このポストカードブックは、本展オリジナルではなく、青幻舎というところが出しているもののようです。

 

M・C・エッシャー (ちいさな美術館)

M・C・エッシャー (ちいさな美術館)

 

 
もちろん、バラ売りのポストカードもあります。
私はなるべくたくさんの絵を見直したかったので、ブックタイプにしました。
アマゾンなどでも購入可能ですので、買いそびれた方はご参考まで。

中身はこんな感じです。

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M.C.エッシャー(小さな美術館)より『階段の家 [部分]』


他にもチョコレートやらトートバッグやらクリアファイルなど、魅力的。
mozuさんという方とのコラボノートが話題のようで、購入されている方が多かったです。
(ちなみに、mozuさんコラボノートは東急ハンズにもありました(7月初旬時点))

おわりに

上野での開催は7月末までなので、これからますます混雑することが予想されます。
興味のある方はなるべく早めに行かれることをオススメします。

大阪、愛媛、福岡と巡回予定のようです。

www.escher.jp

【上野】東京国立博物館 「教科書で見たことあるかも」近代美術なら本館18室

トーハク本館18室

美術に興味があるほうだけど、あくまでなんとなく。
そんな私でも楽しめるのは東京国立博物館(トーハク)本館18室・近代美術のコーナーです。
美術の教科書に載っているクラスの名品が展示されているので、「あ! これ見たことある(教科書で)」となります。
(情報:2018/7/24~9/9の間は、岸田劉生の麗子像が見られるようです!)

抱いていたイメージと本物を比較することで「やっぱり本物はちがうなぁ」、「教科書ではなんとも思わなかったけれど、実物だと異常に巧く感じる」とか、思うところがあって楽しいです。
(仕事などに直結しなくても、こうして楽しめることを考えると、学校の授業って役に立つものですね。一応真面目にやっておいてよかった)

さて、先日訪れたときに心を打たれたものたちの写真です(撮影禁止マークがあるもの以外は撮影可)。

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高村光雲作 老猿

いやはや、才能が染み出ています。
高村光雲の彫った仁王像(善光寺史料館)も観たことがありますが、そちらよりもこの老猿の方が好きかも。


続いては龍頭観音像。
佐藤朝山(1888~1963)作。

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龍頭観音

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龍頭観音像 正面 佐藤朝山作


雲とか衣のたなびき方が幻想的で、躍動感があります。
色合いも好きです。

この佐藤朝山さんという方、山崎朝雲さんに師事していたそうなのですが、コンペの際に他の人を推した師匠に激怒して、師弟関係を解消。
後に佐藤玄々と名乗ることに。
才能があったらあったでいろいろ大変なのでしょうね…。
今調べて知りましたが、日本橋三越の彫刻(天女)もこの方の作品のようです。
日本橋三越、目の前を通ることはあれど、入ったことはないので、次は絶対寄ろうと思うのでした。

最後にこちら。
頼光大江山入図大花瓶です。横山孝茂・横山弥左衛門作。

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頼光大江山入図大花瓶


この花瓶で好きなとこはやっぱりここ。

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花瓶のあしもと

鬼(たぶん)!
ちょっと弱っているようにも見えます。

この大花瓶、胴の部分におとぎ話の場面が彫られているのだそうです。
詳しく知りたい方はトーハクのブログがおすすめ。

www.tnm.jp

好きなものを載せていたら、立体のものばかりになってしまいました。

おまけ

こちらは18室でなく13室の陶磁コーナーに展示されていたのですが、表情が素敵すぎて思わず写真を撮りました。

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色絵寿老置物 仁阿弥道八作


勝手な妄想ですが「あんた、隠しとることあるじゃろ?」とか言いだしそうなお顔。
なにもかも見透かされていそう。


訪れる度にお気に入りが増えるので、トーハク通いをやめられません。

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